本日は、三菱エアコン霧ケ峰「MSZ-FZ」シリーズについて。
こちらのエアコンは、2017年に発売され、なんと今までのエアコンとは内部構造が違います。



正面のパネルを開けると、フィルターがどこにあるの?
そして、エアコンの上部に怪しい機能がある・・・!!



とりあえず、起動してみてエアコンの稼働状況を目視してみることにした・・・
動きなどは、至って普通のエアコンである。
ちょっと待てよ!!
えー。エアコンの吹き出し口が・・・ルーバーが開閉上下二枚の羽根が、交互に開閉方向が違うではないか・・・



さて、エアコンの上部をチェックすることにしたら、なんと・・・
天部にどでかいファンが左右についている!!
つまり扇風機の羽根があるような構造のようです



そして、このファンの上にフィルターがあります。
この時点で、天井とエアコン上部の設置している隙間が、20センチは必要と思います。
なぜなら、ファンの中心部に5ミリのビスが中心についているのです。



エアコンフィルターのゴミカートリッジが上部の中央に設置している



そして、エアコンの吹き出し口を覗いてみると、なんと・・・
吹き出し口に、アルミフィンがあるではないか!!
*通常のエアコンであれば、上部にアルミフィン、下部にシロッコファン

そして、アルミフィンの形状をチェックすること・・・
なんと、天吊りエアコンと同様の逆三角形のアルミフィンタイプ
そして、吹き出し口の下部に、ドレンパンが設置されている・・・



さて、これで分解クリーニングをすることとなれば、上部のファンを左右解体する必要があり、
シロッコファンを上部から洗浄するとなると、下部分の逆三角形アルミフィンにカビが流れ落ちる・・・
そして、アルミフィンの形状からすると、固形のカビ汚れは、バケツのように蓄積してしまう・・・
つまり、この機種を分解クリーニングするとなると、かなり大掛かりな手順で、
ルーバー内部のアルミフィン自体も、分解してドレンパンから吹き出し口までの内装カバーも分解する必要がある。
また、この機種のは風を排出する部分にアルミフィンがあるため、結露・水滴が風により送り出され、水漏れの原因となる現象もあるようです。
*結論からすると、分解クリーニングは避けるべきかと思います。もし施工する場合は、様々なリスクを考えて実施することでしょう。

神奈川ハウスクリーニングセンター